CentOS6.7をUEFIモードのRAID1でインストールしたときの覚書
インストールするとGUI画面で画面が乱れてインストールができない。
画面が乱れる理由はマザーボード(グラフィックボード)との相性が悪いのが理由のよう。
PCの構成
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・H170-PRO(マザーボード、バージョン0906 2016/02/26更新 適用済み)
・Core i3-6100T(CPU)
・バッファローの白ディスプレイ(VGAケーブル) → acer黒ディスプレイ(DVIケーブル)(ディスプレイを変更してもダメ)
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3TBのHDDを使ってRAID1を組んでインストールしたいので、UEFI起動でGUIでインストールする必要がある。
※非UEFI起動だと、画像の乱れはないが2TBより多いHDDを認識しない。また「GPTブートディスクを非EFI環境のシステムでお使いです」というエラーが出てインストールができても起動ができない。
※CUI(テキスモード)でのインストールだとカスタムレイアウトによるパーティションのカスタムレイアウトができないのでインストール時にRAID1が組めない。
RAIDでなくていいからテキストモードでのインストールしたい場合はこちらのページを参考に、インストール最初の画面でリンク先のページで”single”としているところを”text”に変えて進めればいい。
古いバージョンのCentOSをいろいろ試してみると、CentOS6.5だと問題なくインストールできた(6.3、6.4、6.6はダメだった)。CentOS7でもUEFIモードのインストールは問題なし。
古いバージョンのCentOSダウンロードはこちらから
ただし、CentOS6.5で無事にインストールを完了しても「yum -y update」でCentOS6.7にアップデートしてしまうと再び画面がバグる。
解決方法
CentOS6.7をインストールしたいときは、一旦CentOS6.5のブートメニューで「Install system with basic video driver(基本的なビデオドライバーでシステムをインストール)」を選択して、インストールする
そのあとでCentOS6.7にアップデートしても画面は乱れない
パーティションの構成はこのようにした
ブート領域の設定は「カスタムレイアウトを作成する」を選択したあと、「作成」-「標準パーティション」から次のように設定する。
一つ目のHDD
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「マウントポイント」 → 「/boot/efi」
「ファイルシステムタイプ」 → 「EFI System Partition」
「使用可能ドライブ」 → 「sda」にチェック
「サイズ」 → 「300」
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上と同じサイズのパーティションの二つ目のHDDにも設定
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「マウントポイント」 → 「(空欄)」
「ファイルシステムタイプ」 → 「EFI System Partition」
「使用可能ドライブ」 → 「sdb」にチェック
「サイズ」 → 「300」
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構成の順番も大事で、写真と順番が違うとCentOSが起動しなかった。おそらく一番最初にEFI Filesystemのブート領域を持ってくるといい。
UEFIのブート領域はRAIDにできないようなので、二つ目のHDDにはマウントポイントなしでEFI Filesystemの領域を同サイズ確保した。インストール後、sda1の内容をsdb1にコピーすればいいらしい。(こちらの方が言ってるまま)
あとは初期値をいじらずにインストールを終えればインストール完了となる。
インストールできたらすべてのパッケージをアップデートしておく。
yum -y update ※-yはすべてイエスで答える